【己亥】今年どんな年?

 こんにちは、けーかです。

 

 年が明けたということで、近所のお寺でご祈祷をしてもらってきました。

 

 その時に住職さんが話してくださった干支の話が面白かったので、100パーセント受け売りでまとめていこうと思います。

 

 

 

今年の干支は?

 

 今年はズバリ、「己亥(つちのとい)」の年です。

 

 「亥年はわかるけど、ツチノトってなんじゃ? ツチノコの親戚かなにかか?」って方がいる……のかな?

 その辺の浸透度はよくわかりませんが、住職さんが説明してくださっていたので、そちらも書いておこうと思います。

 

 「干支」というと子丑寅卯……の十二支を思い浮かべる方が多いと思いますが、実はもう一つ「十干(じっかん)」ていうのがあります。

 火、木、土、金、水の5種類にそれぞれ兄貴と弟、「え」と「と」がいて全部で10です。

 

 ちなみに、十干は一日での太陽の動き、つまり「時」を、十二支は一年の月の移り変わりを表しているそうです。

 

 なんか、ファンタジーの属性っぽくてカッコよくないですか?(中二病こじらせ)

 

 今年は真ん中の土の弟の方、6番目の年なんですね。

 

 それでは、「己」と「亥」、それぞれの性質を見ていきましょう。

 

「己」ってどんな年?

 

 「己」は十干の中で6番目、真ん中よりちょっと後ろの時間帯です。

 太陽が高いところで燦々と輝く、お昼ちょっとすぎくらいを表しています。

 

 これが何を意味するかというと、「ものごとが一番上手くいって、大きな成果が出るとき」なんだとか。

 今までの努力により、やっていたことが急成長する時期です。

 お日様が頂点、運気も頂点なんですって。

 

 なんだかすごくポジティブな感じですね!

 

「亥」ってどんな年?

 

 一方の「亥」は十二支の一番最後、十二月を表しています。

 

 「亥」に「きへん」をつけると「核」という字になりますよね。

 「核」とはものごとの中心にある一番大事な部分、殻に包まれた「タネ」の部分です。

 

 めーがーでーてーふくらんで、はーながさいてーみになって……タネの状態で、地面に落ちている時期なんだとか。

 

 「亥」は待つべき年。

 来たる春に備えて、タネを大事に大事にとっておく年だそうです。

 

つまり、「己亥」年は……

 

 ここまで読んだ方。何か気づいたことはありませんか?

 そう……

 

 「己」と「亥」って矛盾してるんですよ!

 

 一方は運気最高潮、大願成就、大成功の年。

 一方はいつか来る好機に向けてタネを保存し、準備を進める年。

 

 ちょっとチグハグな組み合わせですよね。

 

 でも、チグハグなことを両方押し通そうとしたら破綻しちゃうでしょ?(by住職さん)

 

 そこで、こう考えます。

 

 「亥」のタネの中に、「乙」の成功を生むものが眠っている。

 だから焦らず一年間じーっと持っておいて、春(子年)が来たらそれを地面に撒く。

 冬のうちにうっかり芽吹かせてしまったら、せっかくのタネが寒さで枯れてしまいますからね。

 今年しまっておいたタネが芽を出して成長し、花が咲いて身を結べば……「己」、お日様に照らされたように、大きな成果が生まれますよ!

 

さいごに

 

 以上、近所のお寺さんで話していただいたことを書いてみました。

 一部書ききれていないものもあるかもしれませんが、とっても面白くてためになるお話でした。

 

 なにか新しいことを始めようとしている方、今年のうちはじっくり寝かせておいて、来年どーん! と始めるといいかもしれませんね。

 

 2019年も良い年になりますように。

 

 では、さようなら。